【ニュースリリース】米国TPA法案可決をうけて6月27日(土)に緊急ニコニコ生放送を実施します

2015年6月26日
関係者各位
ニュースリリース

TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム(thinkTPPIP)


米国TPA法案可決をうけたTPP交渉、そして知的財産条項について解説!
2015年6月27日(土)に緊急ニコニコ生放送を実施します。


2015年6月24日、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉の大きなカギを握る米国TPA法案(大統領貿易促進権限、通称Fast Track)が可決、国内大手メディアや海外メディアにおいて、TPP交渉が加速し、TPPの妥結が近い旨の報道が続いています。TPPの知的財産条項には日本の豊かな文化や知へのアクセスに深刻な被害をもたらしかねない「著作権保護期間の大幅延長」や「非親告罪化」のような条項が含まれており、このような条項において政府が譲歩の方針と伝えられています。

そこで当フォーラムでは、米国TPA法案の可決を受け、今が最も重要なタイミングであると考え、TPP交渉の現状、そしてTPPの知的財産条項に関してその問題点を解説するインターネット番組をニコニコ生放送にて実施いたします。番組内ではフォーラムより論点の解説と同時に、識者からのコメントをいただく予定です。また実際にニコニコ動画などで創作活動を行う現場のクリエイターからの質問にも答えます。

■日時
2015年6月27日(土) 20:00〜21:00

■番組タイトル
【ボカロも影響?】TPP知財条項について徹底解説

■ニコニコ生放送URL
http://live.nicovideo.jp/watch/lv225979645

■出演者(予定)
津田大介(ジャーナリスト / MIAU代表理事)
福井健策(弁護士 / ニューヨーク州弁護士 / thinkC世話人)
甲斐顕一(株式会社ドワンゴ会長室室長)
中村伊知哉(慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授)
黒田亜津(ボカロP)
大久保ゆう(青空文庫) ※コメント出演
他調整中

【TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム(thinkTPPIP)とは】

2012年12月に発足。TPP(環太平洋経済連携協定)の知的財産条項の内容を危惧し、TPP交渉の公開を求めるため、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)、著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム(thinkC)の3団体によって設立されました。TPP政府対策本部などへの意見提出や、メディアを通じた意見表明や問題の解説、シンポジウムの開催を行っています。thinkTPPIPはTPP自体の成否には中立的ですが、交渉の透明化、透明化が不可能な場合は対象知財条項をTPP協議から除くことを求めています。

TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム
http://thinktppip.jp/

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
http://creativecommons.jp/

thinkC(著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム)
http://thinkcopyright.org/

MIAU(一般社団法人インターネットユーザー協会)
http://miau.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人インターネットユーザー協会
事務局長:香月啓佑
TEL:03-3313-5955
メールアドレス:katsuki@miau.jp